パノラマカーイベント運用について
今回は過去の出来事についての妄想です。
鉄道好きならもちろん、愛知に住んでいた人なら(今10歳未満の人は別として)誰でも知っていそうな、名鉄を代表する車両。すなわちパノラマカーこと名鉄7000系。2009年に惜しまれつつも全廃となってしまいました。
定期運用が終了した後に、何度か「ありがとうパノラマカー」と銘打ったイベントで団体列車として運転されました。
なかでも2009年7月11、12日に行われたイベントでは7000系7011Fと7700系7700Fという、白帯車同士を連結した6両編成で注目を集めました。いまでもYouTubeで「7011+7711」などと検索すればいくつもの動画がヒットします。
私が唯一「惜しいな」と思うのは、せっかくの展望席の片方が7700系との併結で前が見えなくなってしまっていること。マニアの皆さんには電車の「顔」を目の前に見られるのは、それはそれで美味しい経験かもしれませんが、やはり一般的には両方ともしっかり前面展望を利かしてもらいたいところ。編成美としてもその方が優れているでしょうし。
そこで考えました。「7700系を7000系の中に組み込んでしまったらどうか?」と。両車ともメカ的には全く同じなのですから、混成は全く問題ありません。
とはいえ、7000系7700系とも中間は棒連結器でしかも広幅の貫通幌を持っています。7700系をそのまま組み込もうとしても合いません。そこで一工夫が必要です。
まず7700系を分割し、順序を入れ替え運転台同士で連結します(左が豊橋方)。
7711-7712 ⇒ 7712+7711
一方、7000系は1+3又は3+1に分割します。
7011 7162-7061-7012 or 7011-7162-7061 7012
その分割した間に先ほどの7700系を組み込むとこうなります。
7011-7712+7711-7162-7061-7012 or 7011-7162-7061-7712+7711-7012
7700系運転台同士の連結面には、少々の工事で瀬戸線の6600系で使っていた貫通幌がそのまま使えるはずです。これで両先頭車が展望車となり、しかも6両貫通編成となります。仮に幌を繋げなかったとしても、単純な併結でも車内からの行き来が出来ないのに変わりないのですから大きな問題にはならないでしょう。
強いて欠点をあげるなら、元の編成に戻すのがちょっと面倒なこと。結果として7011Fと7711Fが同時に廃車となってしまうことでしょうか。
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